地域の話題

高校生が自慢の商品販売 松本で「デパートゆにっと」

地元食材を使った一押し商品を販売する高校生

 県内の商業高校などの生徒が、地元企業と開発したオリジナル商品を販売する「第11回デパートゆにっと」(県商業教育研究会主催)が24日、松本市深志2の井上で始まった。6校が地元野菜や果物を使ったスイーツなどを並べ、中信地区は安曇野市の穂高商業高校と、共催する松本市の松本大学が出店し、元気に接客している。25日まで。

 穂高商は、松本市と新潟県糸魚川市を結ぶ塩の道にちなみ、シュークリームの皮に塩を振った「塩の道穂商シュー」などを販売した。2年・山口日菜子さん(16)は「大勢のお客さんに商品をPRできてよかった」と喜んだ。
 松本大は、朝日村で30年以上栽培されるビーツに注目。梓川産チーズと合わせた「ビーツのダブルチーズケーキ」を販売した。ビーツの果肉を入れたピンク色のケーキは珍しく、すぐに60個が完売した。2年・濵希美さん(19)は「ビーツの魅力を知ってほしい」を話し、2年・小林史弥さん(22)は「村産ビーツの普及につなげたい」と願った。
 ぼたんこしょうみそや長芋プリン、杏どらやき、ソルガムのおかゆなどが並び、生徒は熱心に接客した。信州の魅力再発見を掲げ、マーケティングも学ぶ場としている。
 25日は午前10時から午後4時まで。