猛暑対策で動物も「涼」 アルプス公園で工夫凝らす

「冷たい水がウメェ~」。猛暑が続く中、松本市アルプス公園の動物園・小鳥と小動物の森で、飼育員が暑さ対策に心を砕いている。一服の涼を得た動物たちが、気持ち良さそうに過ごす。
扇風機があるのはモルモット舎で、7月に稼働した。そよ風程度の風量に調整している。サル舎のあずまやの下で涼んだり、水場で足を浸したりしているのは大人のサルたち。子猿は日なたで元気に跳び回る。
水道の蛇口から水を飲むヤギの顔は本当においしそうで、ほほ笑みを誘う。インコ舎では天井からミストを噴射し、水浴びするインコも。
動物の活動量や食事量が落ちる夏は、体調の観察と暑さ対策が欠かせない。時には打ち水をして、来園者の涼にも気を配る。飼育スタッフは「皆さんも暑さ対策をして、遊びに来てください」と呼び掛けている。