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出口姉妹が母校・松商でパリ五輪報告会 在校生に「記憶に残る高校生生活」呼び掛け

在校生らの拍手で迎えられる出口クリスタ選手(左)とケリー選手

 塩尻市出身で、パリ五輪の柔道女子57キロ級で金メダルに輝いたカナダ代表の出口クリスタ選手と、妹で同52キロ級に出場した出口ケリー選手が19日、母校の松商学園高校を訪れた。2学期の始業式に合わせて報告会が開かれ、在校生約1300人と職員らに結果を報告し、応援に感謝した。

 2人は在校生や職員の拍手に包まれながら入場した。金メダルを首から下げて登壇したクリスタ選手は「金メダルは3歳からの夢だった」と振り返り、「高校時代の友達や先生とのつながりは切れない。恋愛も勉強も部活も全力でやって、記憶に残る高校生活を送ってほしい」と呼び掛けた。
 在校生は2人に校歌とエールを送って祝福した。柔道部主将の椿原梨央さん(17)=3年=は「先輩の背中が以前よりさらに大きく見える。自分も追いかけていきたい」と力を込めた。