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二十歳の集い 再会に笑顔 筑北・麻績 合同で祝賀会

小学校卒業時に20歳の自分に宛てて書いた手紙を開封して盛り上がる参加者たち

 筑北村と麻績村で15日、成人の節目を祝う「二十歳の集い」が開かれ、各村で式典が行われた。式後は両村合同の祝賀会を麻績村地域交流センターで開き、両村の参加者たちが恩師や旧友との再会を喜び、近況報告と思い出話に花を咲かせた。

 筑北村からは対象者34人のうち23人が、麻績村からは対象者19人のうち15人が参加した。祝賀会では出身の中学校ごとに恩師を交えてテーブルを囲み、特製弁当を食べながら交流。1人ずつ近況を伝え「就職先の内定をもらえた。来年から頑張って働く」「社会に貢献できる人になりたい」などと報告した。
 筑北村出身で理学療法士を目指す専門学校2年の鎌田悠さん(19)は「久しぶりにみんなに会えて楽しい」とほほ笑んだ。麻績村出身で建築を勉強している大学2年の清水仁さん(19)は「20代でどれだけ頑張れるかがその先の人生につながると思う。勉強だけでなく人としても成長していきたい」と話した。麻績小で学んだ参加者は小学校6年の時に20歳の自分へ書いた手紙を開封して盛り上がった。
 参加した恩師全員がそれぞれ贈る言葉を述べ、聖南中で3年間担任だった堀田茂樹教諭(52)=山辺中学校教頭=は「みんな立派になった。仲間やふるさと、人とのつながりを大事に歩んでほしい」と願った。