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夏の水辺、気持ちいい 明科でパックラフト体験会

パックラフトを体験する参加者たち

 安曇野市は10日、同市明科中川手の龍門渕公園の親水池で、空気で膨らませるカヌー「パックラフト」の体験会を、安曇野明科カヌークラブと協力して3日間の日程で始めた。市は明科地域のアウトドアスポーツを活性化させる市東部アウトドア拠点整備基本構想を3月に策定しており、計画推進を目的に企画した。初日は小学生と保護者を中心に約30人が水に親しんだ。

 参加者は、安曇野明科カヌークラブ代表でシドニー五輪カヌースラローム日本代表の安藤太郎さんらと一緒に体験した。パックラフトは通常のカヌーより操作が簡単で転覆しにくいことから、子供たちはすぐにパドルをこいで思うように進めるようになった。
 水鉄砲もあり、思い思いに楽しんでいた。穂高南小学校1年・宮島弦志君(6)は「水が冷たくて気持ちいい。簡単で、こぐのが楽しかった」と喜んでいた。
 市東部アウトドア拠点整備基本構想には、龍門渕公園と、隣接するあやめ公園を中心地として再整備する方針が盛り込まれている。市政策経営課の担当者は「明科は過疎地域に指定されているが、水を含めてこんなにもいい環境がある。地元の良さをもっと多くの人に知ってもらえる機会になれば」と願う。
 11日と12日は午前10時~正午と午後1~3時に開く。参加無料で、事前の申し込みは要らない。