安曇野でモルックの魅力発信 社会人7人がチーム結成 世界大会に向けて練習に熱

安曇野市などの社会人7人がスポーツ・モルックのチーム「AZUMI GATTARO」(アヅミ・ガッタロー)を結成し、23~25日に北海道で開かれる「2024モルック世界大会in函館」に向けて練習を重ねている。安曇野でモルックの競技人口を増やして大会を開くのが目標で、世界大会出場を通じて子供から大人まで多くの人にモルックの魅力が伝わるよう願って活動している。
アヅミ・ガッタローのメンバーは20~60代で、世界大会に向けて4月下旬に結成した。世界大会に出場を申し込んだが落選してしまい、2度目の申し込みで出場が決まった。世界大会には672チーム・約2800人が出場予定で、メンバーは仕事が終わった後、安曇野市豊科の豊科中央公園などに集まって練習を重ねている。
モルックは、木の棒・モルックを下手で投げて木製のピン・スキットルを倒す。スキットルには1~12の数字が書いてあり、1本を倒すと数字が、2本以上を倒すと本数が得点となる。誰でも簡単に楽しめる一方、勝つには狙ったスキットルを倒す技術とチーム内で協力する戦略が必要となる。
メンバーの1人で日本モルック協会認定指導員の矢口泰央さん(44)=松川村=によると、国内の競技人口は160万人で、国別ではフランスとドイツに次いで3番目に多い。アヅミ・ガッタローの主将を務める辻谷洋一さん(46)=安曇野市穂高=は世界大会出場が「モルックを知ってもらい、楽しんでもらうきっかけになってほしい」と願っている。