安曇野・豊科高校生徒が世界大会で躍動 1年・矢花海空さんスカイランニング個人6位、3年・小林才時さん競技ダンス40位

安曇野市堀金烏川の豊科高校1年・矢花海空さん(16)が、モンテネグロで開かれたユーススカイランニング世界選手権のユースAに出場し、個人6位の成績を収めた。同市豊科の同校3年・小林才時さん(17)=ブルボンDST所属=は、中国で開催された競技ダンスのWDSF世界選手権ユーススタンダードに出場。2人は7月31日、小高淳一校長に大会の結果を報告した。
矢花さんは、昨年9月の日本選手権ユースAで優勝し、6月の世界選手権に出場した。山頂を目指して駆け上がる「バーティカル」と、スタート地点と山頂を往復するスカイレースでそれぞれ6位となった。日本からの出場選手全17人の成績を合わせた国別の団体戦は2位となった。高校では陸上部に所属して持久力を培っており、「来年も日本代表になって、個人でメダルを取れるように頑張りたい」と先を見据えた。
小林さんは、昨年のユースの国内3大大会の成績を踏まえて7月の世界選手権に出場した。千葉県の女子高校生とのペアで挑み、出場60組の中で40位となった。スタンダードのユースの国内ランキング2位で、3回目の世界選手権出場となった。今大会は「緩急の付け方がポイントになる」と感じ、「これから自分たちのステップや振り付けで、めりはりを出していきたい」と話していた。
小高校長は「分野は違えど世界を経験したことで相通じるものがあると思う」とし、今後も互いに刺激を受けて高め合うよう願った。