地域の話題

若者が山形じゃんずらにアクセント うちわ企画などで盛り上げへ

うちわを受け取り、祭り本番を楽しみにする園児たち

 山形村の農業者トレーニングセンターグラウンドで14日に開かれる「夏祭り山形じゃんずら」で、村内の10~20代が発案したプレイベントが行われる。若い視点で祭りを盛り上げる若者ワーキンググループ「じゃんずらぷろじぇくと(略称・じゃんぷろ)」が昨年に続いて準備し、祭りのうちわを使って子供たちが遊べる企画や、村にゆかりある人が出演する音楽ステージなどを計画した。夜恒例の花火では、音楽と合わせた演出を提案した。

 プレイベントは午後4時40分~6時40分。うちわを使う遊びは昨年の祭りで子供に大好評だったため今年も企画し、じゃんぷろメンバーの中学生、高校生、大学生、社会人6人がデザイン案や遊び方から考えた。うちわ表面に祭り名と花火を、裏面に村イメージキャラクター・やまっちをデザインしてある。
 子供たちは会場を巡って集めたシールをうちわに貼り、3枚集めると小物などが当たるカプセル玩具で遊べる。全5枚集めるとさらにプレゼントがある(いずれも先着順)。うちわ2000本を作り事前に山形保育園、やまのこ保育園、山形小学校、組合立鉢盛中学校へ配布した。山形保育園には7月26日に届け、園児が「楽しみ」「浴衣で行きたい」と期待を膨らませた。
 じゃんぷろの望月奏羽さん=松本大学3年=は「祭りで遊び楽しかった自分の記憶も思い出しながら企画を考えた。たくさん楽しんでほしい」と願う。
 14日午前10時~午後1時には、じゃんぷろと村公民館による「公民館まつり」をミラ・フード館西側広場で開き、チョークアートや公民館講座(うちわ・線香花火作り)の体験などが楽しめる。