地域の話題

中学生が一流のオペラ堪能 OMFの招待公演 27日まで

オペラ上演前の楽器紹介。中学生にそれぞれの音色を伝えた

 松本市で開催中の国際音楽祭セイジ・オザワ松本フェスティバル(OMF)で、県内の中学1年生を招待する「子どものためのオペラ」の公演が26日、深志3のまつもと市民芸術館で始まった。プッチーニの「ジャンニ・スキッキ」を上演し、オーケストラの軽快な演奏で、ソリストが歌い上げる華やかなオペラの世界に中学生が触れている。27日まで。

 上演の前に小澤征爾音楽塾オーケストラによる楽器紹介があり、フルートの3人が中高生に人気のアイドルの曲を踊りながら奏でたり、手作りのサメのかぶり物を身に着けたチューバ奏者が映画「ジョーズ」の主題歌を演奏したりと楽しませた。
 塩尻市広陵中学校1年生の小野寺凜さん(13)は「オーケストラの演奏を生で初めて聞けてうれしかった。オペラは楽しい。吹奏楽部でクラリネットを演奏しているが、勉強にもなった」と笑顔だった。2日間4公演で61校、約4200人が鑑賞する。