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地元の粘土で陶芸体験 塩尻の本洗馬歴史の里資料館 

洗馬産の粘土を使って陶芸体験をする参加者

 塩尻市洗馬の本洗馬歴史の里資料館で21日、子ども陶芸教室が開かれた。洗馬産の粘土を使って洗馬焼を作る夏恒例の講座で、児童らが夢中で取り組み、思い思いの器に仕上げた。

 午前の回は親子8人が参加し、まず粘土をひたすらたたいて薄くした。へらで希望する形に切り抜き、型に載せた。指導した洗馬焼保存会員・小林研一さん(69)=佐久市=は「赤ちゃんをあやすように優しく粘土を押して」と成形の助言をした。型から慎重にはがしてこの日の作業を終えた。吉田小学校2年の鮫島満希君(7)は「ご飯を入れられる大きさにした。型に粘土を付けるのが楽しかった」と話していた。後日に絵付けなどをする2回目の作業がある。
 講座は27日午後の部(午後2時から)は参加可能。受講料は1人1000円。問い合わせは資料館(電話0263・54・5520)へ。