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ウクライナ大使館訪ねよう 中学生・高校生向け政治教育 塩尻JCが8月12日に

ウクライナ大使館へ行って外交を学ぼうと呼び掛けるJCメンバー

 塩尻青年会議所(JC、小野光信理事長)は8月12日、中学生や高校生が、在日ウクライナ大使館(東京都港区)を訪問する事業を実施する。外交や国際理解について学んでもらう。「政治教育」を年間テーマにした同JCの企画で、子供たちの積極的な参加を呼び掛けている。

 大使館職員に日本との関係などの話を聞き、国連教育科学文化機関(ユネスコ)の無形文化遺産になっている民俗装飾画・ペトリキウカ塗りを体験する。絵を描くのは木曽漆器の皿で、伝統工芸の国際共同作品の完成が体験できる。大使館の滞在時間は午後の約3時間。昼食は、避難民が調理するウクライナ料理店で味わう。
 JC内の輝く未来向上委員会が企画した。ロシアによる侵攻で困難な状況にあることや、報道を通じて多くの子供が認識していることを理由に行き先を選んだ。百瀬友彦委員長は「より広い視野に立ち、自ら行動する姿勢を身につける機会にしてほしい」と話している。
 公開事業「大使館へ行こう!―世界を学ぶ外交政治アドベンチャー」として、定員18人(先着順)で募集している。参加費8000円。市役所発着で、大型バスで移動する。出発は午前7時、帰着は午後8時頃。身分証明書を持参する。申し込みはQRコードから。問い合わせは百瀬委員長(電話090・1619・6658)へ。