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片丘ワインPR ノルウェーカエデの並木で 塩尻桔梗LCが苗木植樹

東山山麓線沿いにノルウェーカエデを植える参加者

 塩尻桔梗ライオンズクラブ(LC、山田義仁会長)は27日、塩尻市片丘の市道東山山麓線沿いで、葉が赤ワインのような色に染まるという落葉樹・ノルウェーカエデの苗10本を植樹した。片丘産ワインの振興に協力しようと、地元の片丘ワイン振興協議会からの相談を受け、同LCの45周年記念事業として企画した。

 苗は「クリムゾンキング」という品種で、葉が若いうちは明るい赤紫色に、成長すると光沢のある紅紫色になるという。欧州原産で耐寒性があり、寒暖差が大きい片丘の並木にも適している。
 LCと協議会のメンバー約20人が、しののめの丘直売所南側の道路沿いで、眺めが良い場所に植樹した。来年以降、ワイングラスの形に見えるよう枝葉を剪定する。協議会は今後、周辺を片丘ワイン街道としてPRするための名称を決めて周知していく。
 協議会の小松千万蔵会長(81)が北海道でノルウェーカエデを見たことがあり、片丘ワインの振興に活用したいと発案。塩尻桔梗LC元会員であることから、造園業を営む山田会長らに相談し、周年事業として植樹してもらえることになった。
 堀内泉・同LC次期会長(68)は「塩尻の新たな景観の名所になれば、地域の活性化につながる」と話していた。