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JAあづみとキーヤが安曇野産食材でドレッシングを共同開発 22日に2種類発売

JAあづみとキーヤが共同開発した新商品

 JAあづみと、カフェ・宿泊施設を併設する安曇野市穂高のKIIIYA(キーヤ)は、安曇野産の食材を使った新商品「DRES SING(ドレス シング)」を共同開発した。タマネギの入った「麹甘酒とりんごのシャリアピンソース」と、オリーブオイルを使った「塩麹と長ネギのドレッシングソース」の2種類で、サラダだけでなく多彩な料理に使えそうだ。JAあづみが独自の加工品を手掛けるのは7年ぶりで、22日に発売する。
 「麹甘酒とりんごのシャリアピンソース」はタマネギの食感があり、ステーキなどの肉料理と相性がいい。「塩麹と長ネギのドレッシングソース」は温野菜に合わせたり、カルパッチョの付け合わせとして活用したりできそうだ。
 コンセプトは「ちょっと良いドレッシング」で、フレンチレストランに行った気分を味わえるように意識した。お土産品として持ち帰りやすいよう重さなどを考え、瓶ではなくパウチ容器を採用した。水に強いパッケージを付けてデザイン性を高めている。
 農産物がない時季に販売する商品を作ろうと、JAあづみがキーヤに呼び掛けて開発した。同JA販売開発課の塩原卓磨さん(31)は「新商品を足がかりにして安曇野の農産物の良さを広めたい」と話す。キーヤ代表の島友理奈さん(36)は「『おいしいよね』と思い出に残るものになれば」と願う。
 2種類とも1個140ミリリットル入りで、800円(税込み)。安曇野スイス村ハイジの里やキーヤで取り扱う。