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塩尻市相撲大会 中学生・社会人部門を新設 7月20日開催

 来月20日に開かれる塩尻市相撲大会で、「中学生」の部と「18歳以上の社会人(素人)」の部が新設される。市民体育祭の一環で、昨年度までは小学生だけの大会だったが、幅広い年齢層に日本古来の相撲の楽しさを知ってもらおうと考えた。初心者を中心に大勢の参加を呼び掛けている。

 市立体育館併設の土俵が会場で、中学生は男女別に個人戦と団体戦、社会人は男女別の個人戦のみ。基本的に体格は無差別だが、身長や体重の登録情報から可能な限り組み合わせを考慮する考えで、大会事務局では「気軽に参加を」と話す。
 少子化やスポーツの選択肢の多様化が進む中、年齢層の拡大で国技でもある競技の裾野を広げる狙いもある。小学生大会は昨年度、約20人が出場したが、新型コロナウイルス禍前の100人規模から大幅に減少し、同じ規模になかなか戻らない状態だ。
 付き添いの保護者の中には「親子参加」を希望する声もあった。小学2年時から大会に出場し相撲に関わる塩尻相撲連盟理事長兼事務局の小林雄矢さん(35)=安曇野市明科=は「狭い空間で一瞬で勝負がつき、土俵際での一発逆転もある。わくわくどきどきする場にしたい」と語る。
 市や近隣市町村に居住、勤務する人が無料で出場できる。服装は大会要項で確認できる。問い合わせは小林さん(電話090・1998・8568)へ。