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開村150周年 花文字で祝う 山形村 9団体連携 花壇づくり

さまざまな花の苗を植え、開村150周年記念花壇をつくる参加者たち

 山形村開村150周年を記念した花壇づくりが18日、村役場近くの畑で行われた。さまざまな種類の花苗約870株を植えて花壇に「Y150」の花文字をデザインした。村内の9団体が連携した「スマイルみどりん」の活動で行い、子供から大人まで約80人が力を合わせた。今後開花が進み、7月初めから8月にかけて見頃のピークを迎えるという。見頃に合わせ観賞用のベンチを設置する。

 多くの人に花を楽しんでもらいたいと、村内外の人が利用する県道沿いの畑を借り、一角に縦7㍍、横18㍍の花壇をつくった。白やピンクの日々草、黄色やオレンジの百日草などさまざまな品種を植え付けた。長女の嶺奈さん(6)、次女の稜奈ちゃん(3)と参加した上竹田の後藤友美さん(45)は「子供たちも一生懸命やってくれた。よく通る道なので花の成長が楽しみ」と話した。「家の花壇より楽しみ」と笑う参加者もいた。
 スマイルみどりんでは、村みどりと環境を守る会、村社会福祉協議会、村公民館、自然保護集団アクアの会などが協力し子供の育成や地域の活力につながる体験活動を企画。2年前に2団体でスタートし、昨年度6団体に、本年度9団体に広がった。村みどりと環境を守る会の百瀬繁寿会長(60)は「150年の節目に、たくさんの人に花を楽しんでほしい。協力し合う村づくりや豊かな環境が50年後も続いていけば」と願っていた。