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県産品の消費拡大PR 松本で「しあわせバイ信州運動」

応援団長のもう中学生さん(右端)ら「しあわせバイ信州運動」をPRする関係者

 県内の経済循環のために、県産品や地元店舗の利用を促す運動「しあわせバイ信州運動」のPRイベントが11日、松本市空港東のやまびこドームで開かれた。長野市出身のタレント・もう中学生さん(41)が運動の応援団長に就任し、阿部守一知事らとともに県民に参加を呼びかけた。

 同所で開催中の「グッドライフフェスタ」との同時開催。阿部知事は運動を知らない多くの家族連れなどに対し、物価高や気候変動、人口減少などの課題を挙げ「皆さんは消費行動を通じて社会を変える大きな力を持っている。地域でお金を回し、自分たちの力で未来をつくる第一歩にしよう」と呼びかけた。
 イベントでは、リンゴの絞りかすを使った革製品の開発や、デジタル地域通貨の運用など、運動を後押しする事業を展開する企業・団体の発表もあった。もう中学生さんは「僕らもできることをやっていこう。ためになったねー」と決めぜりふを交えてPRした。
 運動は県が提唱して平成29(2017)年に開始。新型コロナウイルス禍などによる休止を経て本年度から再び本格展開する方針で、食品スーパーに特設コーナーを設けるキャンペーンなどを計画している。