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ショパンの名曲を6時間リレー 松本で73人が交代で演奏

リレー形式の演奏後、感想を述べる出演者

 ショパンのピアノ独奏曲を約6時間にわたるリレー形式で演奏する「みんなdeショパンマラソン」が28日、松本市水汲のキッセイ文化ホールで開かれた。8~81歳の73人が参加し、ショパンのワルツや夜想曲、バラードといった名曲を次々と奏でた。 

 過去8回の開催ではショパンのピアノ作品211曲のうち191曲の演奏を達成しており、この日の演奏で202曲に達した。来年に開催を予定する第10回の節目に、全曲を達成できる見込みとなった。リレー演奏の様子は動画投稿サイト・ユーチューブで5月中に公開する。
 須坂市から参加した中学3年生の小山真宝さん(14)は「4回目の参加で、毎年楽しみにしている。来年はバラード第2番を弾きたい」と話していた。
 松本ピアノ協会(猿田泰寛代表)が県文化振興事業団との共催で開いた。来場者の投票で最高賞を決める「ジュニアピアニストアワード」も同時開催し、オーディションで選抜された10人が出演した。猿田代表は「若い才能を応援し、支える楽都・松本のイベントとして継続していきたい」と話していた。