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生徒総会 資料を電子化 南木曽中 タブレット導入 

タブレットで議案書のデータを確認しながら生徒総会に臨む生徒たち

 南木曽町の南木曽中学校(岩原浩司校長、113人)は、生徒総会の資料を電子化する試みを今季から始めた。紙の削減や、資料準備にかかる生徒・職員の負担軽減につなげる目的だ。

 25日に開いた本年度の第1回生徒総会で、体育館に集まった生徒たちは、一人一人の電子タブレットで計15㌻の議案書のデータを確認しながら臨んだ。質疑応答では、タブレットを抱えてマイクの前に立ち、機器内のメモを見ながら尋ねる姿もあった。議事は滞りなく終了した。
 生徒総会は年に3回あり、全校生徒や職員に毎回資料が配られる。これまでは生徒会役員や職員が印刷し、紙をとじていた。昨季の生徒会で電子化導入の意見が出た。
 表示方法によっては1㌻全体が映り切らず、見にくいという意見があるが、今のところ大きな混乱はない。問題がなければ来年度以降も続けていく予定だ。生徒会長の3年・西尾彩希さん(15)は、公約に掲げた「『環境に優しい学校にする』ことに電子化を通してつなげられれば」と願っていた。

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