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花百開道 桃源郷に 木曽町福島川西 住民が植樹

住民が植樹してからちょうど10年。県立木曽病院近くから御室の集落までの約1㌔にわたって連なる(19日)

 木曽町福島の川西区民が10年前に植えた赤や白、桃色のハナモモが見頃を迎えた。やわらかにほころんだ花が折り重なるように風に揺れ、桃源郷のような光景が広がっている。

 平成26(2014)年、区民総出で木曽川沿いの護岸約1㌔区間に約100本の苗木を植えた。植えた本数の「百」を入れた「花百開道(はなももかいどう)」は、住民から募って決まった愛称だ。
 よく晴れた19日、花が連なる風景にカメラを向ける写真愛好家の姿があった。地元の小松功さん(73)は「日の光を浴びるとハナモモの3色が浮かんでくる。朝の撮影がお勧め」と話していた。

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