「バスケの神様」マイケル・ジョーダンのグッズ2000点 松本市四賀地区の博物館が話題に

米国の元プロバスケットボール選手のマイケル・ジョーダンさんに関連したグッズを集めた博物館が、松本市会田(四賀地区)にある。会社員の西澤正太さん(37)が自宅2階の居室などを博物館に改装。別室や1階にも写真などを飾った「ジョーダン一色」の空間で、妻の幹子さんは1階で飲食店、娘の里珠さんは2階でアパレルショップを切り盛りしている。西澤さんは「四賀を盛り上げ、ジョーダンの新たな聖地にしたい」と意気込む。
博物館にはサインや雑貨、ポスターをはじめ、エア・ジョーダンの希少なバスケットシューズ、ファンが応援時に着用したユニホームなど2000点以上が並ぶ。世界最高峰のプロバスケットボールリーグ・NBAの優勝パレードで本拠地・シカゴに飾られたペナントなどもある。
西澤さんは小学校から高校までバスケットボールに打ち込んだ。「ジョーダンのプレーだけでなく、ストイックさや自分を貫く強さが憧れ。彼が人生の指針」と心酔する。就職した19歳のころからグッズ収集に没頭し、全国各地に足を運んだ。熱意に負けた持ち主から譲られた希少な品も多い。
「ジョーダンの生きた軌跡を公開する場所をつくりたい」という思いから昨年、ジョーダンさんの誕生日である2月17日に博物館を開館した。飲食店ではジョーダンの写真や映像も楽しめる。ショップでは、ジョーダンブランドを中心に古着を取り扱っている。
開館から1年余りがたち、インスタグラムのフォロワー数が1500人を超えるなど、認知度は高まっている。西澤さんは「いつかジョーダン本人が四賀に来てくれたらうれしいね」とほほ笑む。見学は予約が必要。電話(電話0263・75・8429)かインスタグラム(@mj23sn23)で受け付けている。