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チューリップ32万本咲き誇る 国営アルプスあづみの公園堀金・穂高地区

見頃のピークを迎えているチューリップ畑

 安曇野市の国営アルプスあづみの公園堀金・穂高地区で、広さ約5500平方メートルのチューリップ畑が見頃を迎えている。117品種の約32万本が咲き誇り、その規模は甲信地方で最大級。大勢の家族連れが来園し、花巡りを楽しんでいる。

 モザイク模様の「花のじゅうたん」を敷いたように、色や形の異なるチューリップ畑が芝生の広場や木立の散策路周辺に連なっている。1日は晴天に恵まれて朝から大勢の人が花をめでながら散策し、北アルプスの常念岳を背景に記念撮影をしたり、ピクニックをしたりしていた。
 上田市から妻、愛犬と訪れた会社員・山崎格さん(50)は「見事な花畑。八重のチューリップがあるなんて知らなかった。ちょうどいい時に来られて良かった」と満足そうだった。
 今年は、4月初旬の肌寒さで早咲きの品種の開花が1週間ほど遅れたが、遅咲きは例年並み。見頃は大型連休いっぱいまで。里山文化ゾーンでは500万本の菜の花が見頃を迎えている。