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毎月1回無料開放 塩尻のユメックスアリーナ 命名権企業とスポーツ団体

開放的なメインアリーナで練習に励む子供たち

 塩尻市広丘郷原のユメックスアリーナ(市総合体育館)を月1回、無料開放する「YOUMEX DAY(ユメックスデー)」が今月に始まった。同体育館のネーミングライツパートナー・立石コーポレーション(立石宗一郎社長)と、同市を拠点に都市型スポーツを普及する一般社団法人アーバンスポーツ信州(平林巧造代表理事)が「素晴らしい環境でスポーツを身近に感じてほしい」と企画した。

 月1回、金曜日(どの週かは月によって異なる)の午後6~8時に無料開放する。5月からはメインアリーナとサブアリーナの両方を使える。利用対象は団体のみで個人では使えない。立石コーポレーションが費用面を負担し、アーバンスポーツ信州が運営を担う。
 初回は地元の女子バレーボールチーム・レッドマーズと、塩尻ミニバスケットボールクラブが利用した。子供たちは広々とした本格的な施設で伸び伸びと練習に励んだ。レッドマーズの保護者会長・後藤大地さん(35)は「大会を想定した練習で使うことはあるが、お金がかかるのが課題だった。こうして無料開放していただけるとありがたい」と喜んだ。
 オープニング式典があり、立石社長は「ネーミングライツパートナーとして何かイベントをやりたいと考えていた。地元の人たち、子供たちがスポーツを楽しめる機会として活用してほしい」と望んだ。平林代表理事は「ユメックスアリーナという素晴らしい環境を使い、スポーツの振興を図りたい」と話していた。
 利用は事前に予約が必要。アーバンスポーツ信州のインスタグラムをフォローした上で、ダイレクトメッセージを送る。応募多数の場合は調整する。