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木曽町議会の議会報 全国コンクールで奨励賞

受賞を喜ぶ議会広報特別委員会の皆さんと千村孝男議長(前列左から2人目)と中村博道副議長(前列右)

 木曽町議会の議会報「きそまち議会だより」が、町村議会広報全国コンクール(全国町村議会議長会主催)で奨励賞を受賞した。入選には一歩およばないながらも「言語、文章」部門で特に優れていると認められた。議会活動を住民に知らせる架け橋として紙面づくりを進めてきた町議会は、さらなる紙面の改良を目指すことを誓った。

 応募したのは昨年4月に発行した第70号で、町議会3月会議で可決された当初予算案をグラフや表、写真をふんだんに使い、「議会注目事業」として主要事業を関連付けて紹介した。事業ごとに町民の声や議会の視点を載せ、町民と町政をつなぐ分かりやすい紙面づくりに注力した。  議会だよりは令和4年度、見やすさ・読みやすさ・分かりやすさを重視した紙面レイアウトに刷新された。一般質問など紙面だけでは伝え切れない情報はQRコードを使って動画などデジタルコンテンツとの連動も図った。  議会広報特別委員会委員長の大目富美雄さん(67)は研修会への参加などを通じて改善を重ねてきたことを振り返りながら、「受賞は初めてのことで考えてもなかったこと。町民目線に立った紙面づくりを心がけたい」と話していた。  コンクールは昭和61(1986)年に始まり、今回は全国300町村議会から応募があった。編集体制、企画・構成、編集・デザイン、言語・文章、表紙デザインの5項目について審査した。入選(最優秀賞・優秀賞・優良賞)は10点、表紙デザイン賞3点、奨励賞は3部門で8点が選出された。