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園庭芝生化へ園児種まき 安曇野市内のこども園・幼稚園 三郷地域4園で先行

園庭に芝の種をまく園児たち

 安曇野市は18日、同市三郷小倉の三郷西部認定こども園の園庭で、芝の種まきを行った。市立の認定こども園と幼稚園の計19園で計画する園庭芝生化の最初の取り組みで、年少~年長の園児37人と太田寛市長、橋渡勝也教育長が順調に生育するよう願い約620平方メートルに種をまいた。2週間ほどで芽が出て、3カ月ほどで園庭一面が緑で覆われる。

 寒さに強く冬でも緑を保つ寒地型の種をまいた。太田市長が「きれいな芝が生えそろい、一生懸命遊べるように種をまきましょう」と園児に呼び掛けた。種は穴の開いたペットボトルに入れられ、園児や太田市長らは種が散らばるようにペットボトルを振りながら園庭内を歩き回った。
 芝が成長中は園庭に入れないが、7月には遊べるようになる。年中の布山新ちゃん(5)は「ブランコで遊ぶのが楽しみ」と笑顔を見せていた。
 市は19園のうち、三郷地域の4園で先行して園庭芝生化に取り組む方針を示している。三郷北部と三郷南部の両認定こども園は今年の春に種をまく。園舎の移転新築工事中の三郷東部認定こども園の新たな園庭には令和6年度内に種まきを行う予定だ。