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筑北の協力隊、活動報告会で交流 初のイベント形式で開催

展示資料を見ながら来場者に活動内容を説明する隊員(右)

 筑北村内で活動する地域おこし協力隊員の本年度活動報告会が16日、西条のふるさと館で開かれた。発表の仕方を過去の講演形式から変更し、初めてイベント(ワークショップ)形式を採った。協力隊員5人が各ブースで、来場した大勢と交流しながら、活動の成果を伝えた。

 本年度に協力隊員を"卒業"する村企画財政課所属の佐野航太さん(33)=坂北=は、遊休農地を活用し、3年間取り組んだハーブや米の栽培に関して発表し、ハーブティーの試飲や販売のコーナーも設けた。隊員最終年に携わった福祉サービスの経験を生かし、卒業後に住民支援サービスを始めることもPRし「村の役に立てるように頑張っていきたい」と意気込んでいた。
 同じく卒業する村産業課所属の冨田陽介さん(30)=坂井=は、3年間取り組んだイチゴ栽培について発表。丹精して育てたイチゴの販売もして、来場者たちと交流を深めていた。