教育・子育て

恐竜だぞ!折り紙で骨格 信大講座で親子笑顔

山下さんを囲み、出来上がった恐竜の骨格模型を見せる参加者たち

 信州大学自然科学館(松本市旭2、松本キャンパス)は16日、信大理学部で恐竜の骨格模型を折り紙で作る講座の最終回を開いた。理学部卒業生で会社員の山下祐磨さん(27)=岐阜県本巣郡北方町=が講師となり、恐竜が好きな小学生の親子ら約40人が、山下さんが折り方を考えた恐竜の骨組みを作り上げた。

 3回連続の講座で、大きな頭の「ティラノサウルス」か、首の長い「ブラキオサウルス」から選んで作った。大小の折り紙で作った骨のパーツ約16個をつなげて、体長30~40センチの模型を制作した。山下さんは参加者の間を行き来して丁寧に教えた。
 鎌田小学校4年の鎌倉翔太君(10)は「頭骨がうまく作れた。もっといろんな恐竜を作ってみたい」と笑顔だった。山下さんは「それぞれの恐竜の骨格から特徴を知り、古生物学に興味を持ってくれたらうれしい」と話した。
 山下さんは幼少時に折り紙で恐竜の骨格模型を作り始め、これまでに約40種類の精密な模型を作り上げている。骨の数を減らし簡略化したものが5種類あり、そのうちの2種類を今回教えた。

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