地域の話題

安曇野発 工業製品の美 穂高でMONOZUKURI展

地元企業の工業製品を紹介した展示会場

 安曇野市内で開発、製造される工業製品の精緻な美しさに焦点を当てた展覧会「安曇野の工業技術展│MONOZUKURIと美Ⅱ」が1日、市穂高交流学習センター・みらいで始まった。碌山美術館(穂高)が主催し、安曇野工業会所属企業のものづくり技術を発信する。10日まで。

 同美術館の展示ノウハウを生かし▽インフォメックス松本▽サンキ▽シーケイテック▽ハーモニック・ドライブ・システムズ▽南安精工▽ホソダクリエイティブ▽日本エフディ―の計7社が生み出す製品を紹介。完成品に組み込まれ、普段目にすることのない精密加工部品などの美的な側面を強調した。
 色とりどりのパウダーやフレークが入った30枚のシャーレが並ぶ。食材そのものの色や風味、栄養成分が損なわれにくいフリーズドライ(凍結乾燥)製法を用い粉砕された日本エフディの食品だ。企画・設営を担当した同館の濱田卓二学芸員は「次代を担う子どもたちの興味を誘いたい」と工夫を話していた。
 昨年度に続く企画。オープニングセレモニーで、同工業会の宮沢幸央会長=デンソーエアクール社長=は「ものづくりのこだわりを結集した工業製品の機能美に触れてほしい」と期待した。
 入場無料。午前9時~午後6時。3日午後1時半~3時に高校生以下対象のワークショップ「工業製品を使って」がある。参加無料。申し込み不要。4日休館。

連載・特集

もっと見る