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防犯カメラを独自に設置 塩尻の広丘地区防犯協会

野村公民館の軒下に設置した防犯カメラ

 塩尻市の広丘地区防犯協会は防犯カメラ4台を購入し、原新田、堅石、郷原、野村の4区に配布した。同防犯協会が事務局を置く市広丘支所によると、地区防犯協会が独自に防犯カメラを調達して設置するのは、市内では珍しいという。本年度中に各区が集会所など、区所有施設に設置する。

 昨年夏に地区内で通学中の生徒と車の接触事故があり、車のスピード抑制と防犯を兼ねて、カメラの設置ができないかと、住民から区長を通じて相談があった。これを受けて、地区防犯協会がカメラの設置を検討した。
 防犯カメラはメモリー内蔵型。録画映像は最長1カ月保存した後、上書きする形で消去される。設置に当たり、住宅が映り込まないようにするなど、設置運用要領を取り決めた。
 野村区は野村公民館の軒下に、市道が映るように設置した。区が独自に購入したモニターと接続し、館内の事務室で録画映像を見られるようにした。
 公民館前の市道は通学路になっている。保育園が近くにあるため、朝夕は送迎の車が多い。区長の星英夫さん(74)は「スピードが出ている車への注意喚起になり、防犯効果も期待できる。地域の安心・安全に役立つ」と話していた。

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