政治・経済

市議 現市政の評価割れる 評価する11人、しない11人 市民タイムスアンケート

 3月10日告示、17日投開票の松本市長選挙について、市民タイムスは情勢取材の一環で市議会議員31人に意識調査を行った。立候補を予定する無所属4人のうち誰を支持するかという質問では、新人の元信越放送専務・菱山晋一氏(68)と現職の臥雲義尚氏(60)がほぼ拮抗。未定を含め態度が明確でない議員は19人で、新人の元衆議院議員秘書・赤羽俊太郎氏(40)に近いとされる議員も含まれている。

 新人の会社役員・上條邦樹氏(54)も立候補を予定している。
 この4年間の市政運営の評価についての質問では、「大いに」「ある程度」評価するとした人は計11人。市政運営を「あまり」「全く」評価しないとした人は計9人。肯定的評価は臥雲氏支持に、否定的評価は菱山氏支持に多かった。
 市政運営の評価について「どちらともいえない」は8人、無回答は3人。いずれも支持動向について態度を明確にしていない。
 支持する立候補予定者の回答が会派で一致したのは共産党市議団(3人)のみ。市議会公明党(4人)は全員が「決めていない」とした。誠の会(8人)、開明(6人)、政友会(4人)、まつも都(4人)は会派内で意見が分かれた。無所属の2人は決めている。
 注目すべき争点(二つまで)を挙げてもらったところ、子育て支援策や、移動支援を含めた交通政策、老朽化が進む市庁舎の今後の在り方、来年2月末で閉店する松本パルコの後利用の考え方などの回答が複数あった。

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