政治・経済

聖高原スキー場 雪不足で一時閉場

雪不足のため一時閉場となった聖高原スキー場。ゲレンデの一部で地面が露出している(20日)

 麻績村と聖高原リゾートは20日、聖高原スキー場を雪不足のため一時閉場したと発表した。19日の高温と雨で雪解けが急速に進んだことが原因で、ゲレンデでは地面の露出も見られる。営業再開は今後の降雪状況をにらみながら検討する方針だ。

 同社によると、19日はスキー場周辺の気温が5~13度と高温で推移。積雪が最大で10センチ減った箇所もあり、安全を考慮して一時閉場を決めた。20日のゲレンデはさらに雪解けが進み、中・上級コースの下部斜面では茶色の芝生が見える箇所も目立っていた。
 今季の聖高原スキー場は、過去最も遅い1月15日にオープンした。今月5日の大雪でゲレンデには約30センチの雪が積もり、その後の冷え込みもあって18日までおおむね良好なコンディションだったという。
 近年は、令和2年1月5日にオープンしたものの12日に閉場となり6日間の営業でシーズンを終えたケースもあった。聖高原リゾートは、営業再開には30センチの積雪が必要だとし「まとまった降雪に恵まれていただけに大きな打撃」とする。今月25日の「第26回聖高原スノーフェスティバル」については、今週中に積雪が予想されるため現時点では開催する予定で検討・準備を進めている。
 朝日村のあさひプライムスキー場は、上級者コースの一部が滑走不能なものの積雪は60センチで、今月29日まで営業を予定している。

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