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早春の岸辺に太公望 渓流釣り解禁

川面に糸を垂らす釣り人たち

 中信地方の多くの河川で16日、渓流釣りが解禁された。前日の雨で川が濁ったところもあったが、早朝の冷え込みの中、太公望が川の流れに釣り糸を垂らし、釣果を待つ姿が見られた。

 松本市入山辺の舟付橋付近では日の出の午前6時半ころから多くの釣り人が薄川の水際に立ち、前日に放流されたニジマスや、天然のイワナを釣っていた。雨で川の水が濁り、例年より静かな幕開けとなったが、中には大物を当てる人もいた。
 兄とともに毎年解禁日に釣りに来るという安曇野市三郷温の中野明さん(65)は「各地に赴き、さまざまな自然風景の中で楽しめるのが釣りの魅力」と話していた。漁期は9月30日まで。
 奈良井川漁業協同組合の奈良井川と鎖川、田川、小曽部川、木曽川漁業協同組合の木曽川では3月1日に解禁となる。