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小学生シンガー夢へ一歩 路上ライブに初挑戦

初めての路上ライブに挑戦する増澤さん

 松本市田川小学校6年生の増澤蘭さん(12)が歌手デビューを目指して奮闘している。昨年5月にギターの練習を始め、9月には音楽スクールの発表会で歌唱賞を受賞するなどして自信を深めた。今月12日と25日には、松本駅お城口前のウッドデッキで「小学生シンガー『bibi...』」のアーティスト名で弾き語りの路上ライブを初めて行う。増澤さんは「まだ最初の一歩だけど世界につながる一歩。頑張って歌いたい」と意気込んでいる。

 増澤さんは4年生の時に歌手のAdoさんに憧れてボイストレーニングを始め、ギターも独学で学ぶなど歌手を目指して努力を続けている。校内で同級生に歌を披露し「友達にすごく褒めてもらえ、うれしかった」と笑顔を見せる。
 昨年12月に歌手を目指す人を支援している企業のオーディションに応募すると最終審査に合格し、今年中のインターネットへの音楽配信が決まった。今はミュージシャンの椎名林檎さんや優里さんの楽曲を歌うが、「将来的には作詞作曲して自分のオリジナルの曲を歌いたい」との夢を持つ。
 松本駅前のライブは両日とも午後2時から2時間で、「ボーイフレンド」や「秋桜」「青のすみか」などJ―POPから歌謡曲まで10曲ほどを披露する。音楽スクールの発表会で人前で歌ったことはあるが、路上ライブは初めてという増澤さんは「まだまだうまくないけれど心を込めて歌うので大勢に聞いてほしい」と話している。