地域の話題

こいのぼり薫風に泳ぐ  塩尻市北小野・いこいの森公園

地球の宝石箱に掲げられたこいのぼり

 塩尻市北小野勝弦の住民団体・弦成会は4月27日、地元のいこいの森公園にこいのぼりを飾り付けた。毎年恒例で、大小約80匹の大群が静かな里の春に彩りを添えている。

 作業には60~70代の会員12人が参加し、公園にある鉱石博物館・地球の宝石箱の屋根から約100メートル離れた支柱までワイヤを張り、1匹ずつ取り付けて大空に掲げた。休憩用のあずまやの軒先にもこいのぼりをつるした。
 平成元(1989)年発足の同会が地域を盛り上げようと30年以上にわたり続ける奉仕活動だ。宝石箱と市民の協力もあり、毎年家庭で不要になったこいのぼりも寄付される。
 有賀茂幸会長(69)は「近くのチロルの森や塩嶺カントリーにも地区外から人が来る。見て楽しんで喜んでもらえたら」と話す。25日まで飾る予定だ。