教育・子育て

「あさひっこ」作品 個性いきいき 絵画や立体作品... 朝日美術館で10日から展示

朝日小児童たちの感性や表現力が光る作品

 朝日村の朝日小学校の児童たちの作品を紹介する企画展「あさひっこ展」が10日、朝日美術館で始まる。1~5年生が主に図工の授業で制作した絵画や版画、紙粘土の立体作品など約170点を並べ、地域へ成果を披露する。村の美術施設と学校が連携する恒例企画で、毎年観覧を楽しみにしているファンもいるという。

 1年生は絵本の場面を描いた絵や、松本地域に伝わる紙製の七夕人形を紹介。2年生の「スチレンボード版画」は、児童が自由につけた模様とカラフルな色が組み合わさり、目を引く作品だ。3年生は「宝島の冒険」という言葉から連想する絵を描き、5年生は一版多色ずりの色彩豊かな版画を披露。?づえをついた自画像を題材にした4年生の版画を見た同館学芸員は「一人一人の顔や表情の特徴が本当によく表現されている」と感心する。
 展示企画担当の同校講師は「見慣れた校内での展示とは違い、美術館に並ぶ特別感がある。あらためて子供のセンスや豊かな表現力を感じる」と話している。
 午前9時~午後5時。観覧無料。13、19日は休館。

連載・特集

もっと見る