寒さに負けず道祖神化粧直し 島立永田で子供たち

松本市島立永田の小学生6人が4日、町会内にある双体道祖神の化粧直しをした。冷え込む中で伝統行事に熱心に取り組み、縁結びの神様の姿を鮮やかに彩った。
弘化2(1845)年建立と伝わる道祖神は高さ1.5メートルほどで、毎年この時季に子供が中心となって化粧直しをしている。参加者は石に刻まれた男女の神様に絵筆で紫色や赤色、水色、黒色を置いた。少しずつ丁寧に絵の具を広げ、皆で仲良く作業した。
島立小学校3年生の下條ひかりさんは「絵の具まみれになったり、手が冷たくなったりしたけど楽しかった」と笑顔を見せた。同6年生の吉澤佳乃子さんは「とてもきれいに仕上がり良かった」と話していた。