実践中心にチーム力磨く 山雅の2次キャンプスタート

サッカーJ3松本山雅FCは31日、鹿児島市の県立サッカー・ラグビー場で2次キャンプをスタートした。日程は16日までの17日間。リーグ開幕まで1カ月を切り、実戦を中心にチームの骨格を固めていく。
和歌山県での1次キャンプ後、オフを挟んで1月30日に鹿児島入りした。全選手が帯同している。
雨中でトレーニングを開始した初日は2部練習をこなした。ゲーム形式のメニューのほかセットプレーの決まり事も確認した。
開幕戦に向け、2次からはポジション争いが激化する。「精度を突き詰めていきたい」と米原秀亮。野々村鷹人は「監督が出している課題は一人ひとりあると思う。それを愚直にやることが大事」。住田将は「レギュラーを奪うという意識を持つ。他人との比較というより持っている力をいかに出すか」と力を込めた。
「復習」と「融合」をテーマに掲げた1次に比べ、2次はより実戦モードでチームの構築を進める。序盤の連戦も念頭に置き、中2日の間隔で練習試合をこなす。霜田正浩監督は引き出しを増やすことを狙いながら「勝つために全力を尽くす姿勢の中で、課題も成功体験も出ればいい」と見据えた。