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ヘルメット購入 安曇野市が補助 自転車用 新年度 3000円上限に半額

自転車用のヘルメットと努力義務化を知らせるチラシ

 安曇野市は20日開会の市議会3月定例会に提出する新年度一般会計当初予算案に、自転車用ヘルメット購入の補助金225万円を計上している。年齢制限を設けず、市民が購入したヘルメットの半額について、3000円を上限に支援する計画だ。市地域づくり課によると、県内では高校生や高齢者など年齢を区切って支援している市町村が多く、全市民を対象とするケースは少ない。

 道交法一部改正によって、令和5年4月に自転車に乗る際のヘルメット着用が努力義務となったことから、準備段階も含めて4年11月以降に購入したヘルメットを補助対象とする。購入後に、レシートなどを使って市地域づくり課に申請する。
 市が昨夏に行った調査で、市内のヘルメット着用率は3割に届かなかった。男性より女性のほうが着用率が低かった。本年度は主に努力義務化のPRに取り組んでいたが、着用率を上げるために補助金の新設を決めた。
 市地域づくり課の担当者は「いろいろなヘルメットがあるが、安全性の確保されたヘルメットをかぶってほしい」と呼び掛けている。

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