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池田工高の生徒に安曇野・大北支部賞 信州環境ECOコンテスト 県建築士会 力作多く独自に

アカマツで作った表彰状を贈られた池田工業高の生徒

 県建築士会の安曇野支部と大北支部は26日、「信州環境ECOコンテスト」(県建築士会主催)に参加した池田工業高校の生徒に、独自の「安曇野・大北支部賞」を贈った。両支部共同の初めての取り組みで、支部賞に選ばれた生徒には安曇野産のアカマツで作った表彰状を手渡した。

 コンテストは、県内の高校生からテーマに沿った建築物のアイデアを募る。池田工業からは1年生14人と2年生21人が参加し、各学年1人ずつが入賞した。
 入賞作品以外にも力作が多かったため、両支部内であらためて審査し、学年ごとに金賞、銀賞、銅賞を決めた。1年生の銅賞は同率4人となり、計9人が支部賞に選ばれた。
 安曇野市の穂高神社参集殿で開いた安曇野支部の新年会の冒頭で表彰式を行った。樹齢約50年のアカマツの丸太を輪切りにした直径27㌢の表彰状が手渡され、金賞に選ばれた傘木優人さん=2年=は「建築関係の仕事に就きたいので、今回の経験は役に立つと思う」と笑顔を見せていた。
 支部表彰を企画した安曇野支部の青年女性副委員長・加藤毅さんは「建築の仕事を面白いと思ってほしい。地元への思いも持ってもらえれば」と願っていた。