明科公民館長が料理動画 安曇野市のユーチューブチャンネルで公開 牛丼・コロッケ・ラーメン

安曇野市の明科公民館が、同館の安井邦夫館長が得意な料理を生かした動画制作に取り組んでいる。新型コロナウイルス禍の際、対面での講座ができない中でも公民館事業を楽しんでもらおうと始めた取り組みの一環。動画投稿サイト・ユーチューブの市のチャンネルで公開している。
料理動画のタイトルは「漢の料理教室」。他地域の公民館でも料理教室の講師を務める腕前の安井館長が、実際に料理を作りながらレシピを紹介する。動画の長さは20分程度で、すでに第1弾の牛丼と第2弾のコロッケが公開されている。
1月中旬には、第3弾となるラーメンの動画を撮影した。魚介系のだしをふんだんに使ってスープを作り、麺を手打ちする本格的なしょうゆラーメンで、安井館長は「昔ながらの味。実際に作ってもらえたらうれしい」と笑顔を見せた。動画は明科公民館の社会教育指導員・坂槙邦章さんが編集し、本年度中に公開する予定だ。
明科公民館は昨年度、地元産のワインをPRする動画や、明科東川手の旧国鉄篠ノ井線廃線敷を紹介する動画なども制作。多くの人に明科地域の魅力を知ってもらおうと、感染状況が落ち着いてからも動画での発信を継続している。安井館長は「料理動画も含め、見てくれる人を増やすのが課題。さまざまなSNSの活用を考えていきたい」と力を込めている。