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映画鑑賞で被災地支援 石川県珠洲市題材のドキュメンタリー映画上映会 塩尻の有志が2月18・25日

能登半島地震の被災地を支援するチャリティー上映会を企画した市民有志

 能登半島地震の被災地を支援しようと塩尻市民有志が企画したチャリティー映画上映会(実行委員会主催)が、2月18日に市民交流センター・えんぱーく、25日に北部交流センター・えんてらすでそれぞれ開かれる。入場料は全額災害支援の基金に寄付する。

 石川県珠洲市に伝わる日本唯一の製塩法に取り組む人々を追ったドキュメンタリー映画「ひとにぎりの塩」を上映する。
 平成23(2011)年の製作で、塩尻市内では地名にある「塩」の文字の縁で29年3月に塩尻大門商店街振興組合が上映会を開き、監督の石井かほりさん、当時の奥能登塩田村社長・横道嘉弘さんを招いた対談も行われた。今回の地震を受け、当時の関係者が石井監督に連絡し、上映許可を得た。
 実行委員長で塩尻大門商店街振興組合理事長の浜行雄さん(67)は「能登の人たちは日々命に関わる状態で本当大変だ。映画を見て、多くの人に支援の気持ちを持ち続けていただければ」と話す。
 18日と25日はともに午前10時、午後2時の2回ずつ上映する。定員は各回100人。上映時間は約90分。入場料は1000円(中学生以下無料)。チケットは市内の中島書店、神田堂、丸文書店のほか、興文堂の平田店(松本市)、アイシティ店(山形村)で取り扱う。
 会場で募金も募る。公益財団法人ほくりくみらい基金の「令和6年能登半島地震災害支援基金」に寄付する。被災地を支援する団体の事業活動に充てられる。
 チケットの予約もできる。問い合わせは浜さん(電話090・8743・2438)か、事務局の中野實佐雄さん(電話090・7200・8511)へ。