教育・子育て

ドローン操縦に児童が挑む 山形ふれあい児童館で体験会

マルチコプターの操縦体験を楽しむ児童たち

 山形村ふれあい児童館で24日、ドローン(無人航空機)の体験操縦会が開かれた。子供たちがものづくりに親しむ機会を提供したいと、同館で月1回紙飛行機作りなどの「飛行機教室」を開いている麻和博さん=下竹田=の協力で特別企画した。児童たちは玩具用の小さなマルチコプターの操縦を体験したり、見学したりして夢中で楽しんだ。

 3年生以上の児童15人が代表して体験。コントローラーでマルチコプターを上下や左右に動かし、慣れてくると天井近くまで上昇させたり、障害物の間を通したりした。「すごい」「かっこいい」と歓声が上がり、見学した児童たちも大盛り上がりだった。
 初めて体験した山形小学校3年の児童は「操縦は難しかったけど楽しい。けっこうスピードが出た」と喜び、同3年の児童は「最初に飛ばす時は緊張した。飛ばしてみたらドローンとか飛行機に興味が出てきた」と笑顔を見せていた。
 無線操縦(ラジコン)の飛行機の世界選手権に日本代表として3度出場経験がある麻和さんと、ラジコン仲間4人が来館し体験をサポートした。信州ドローンクラブ代表でドローンレーサーとしても活動する富岡幸一郎さん=松本市波田=によるデモンストレーションもあり、子供たちがスピード感あふれるドローンの動きに目を輝かせた。
 麻和さんは「ものづくりは科学技術への第一歩。楽しみながら親しんでほしい」と願っていた。