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能登半島地震の被災地へ派遣 塩尻市職員が支援活動報告

活動報告をする(右から)宮本さん、根橋さん、北原さん

 能登半島地震被災地の石川県羽咋市へ派遣され、応急給水活動に従事した塩尻市上水道課職員3人が戻り、22日に市役所で百瀬敬市長に活動報告を行った。交通・水道インフラの損壊、支援に当たる人的資源の不足など、現地で見聞きしたことを伝えた。

 宮本貴章係長(51)、根橋佳伸主査(47)、北原誠人主任(35)が17~20日、塩尻市の給水車1台を持ち込んで活動した。毎朝、羽咋市役所で同市上水道担当者と打ち合わせをした後、配水場で水を補給し、支援が必要な地域を回るなどした。
 報告では、現地の道路に所々ひび割れができていたことや、マンホール周りが液状化して段差ができていたことなどを伝えた。また、給水で訪れた地域で、住民から「水道から水が出るが、飲んでいいのか」と聞かれることがあり、根橋さんは「必要な情報が浸透していない」と感じたという。北原さんは「羽咋市役所も人が少ない中でやりくりしていた」と振り返った。
 宮本さんは「少しでもお手伝いできたのであれば、活動のかいがあった」と語り、被災地の早期復興を願っていた。