地域の話題

新居の小学生 木曽でスキー 関所の縁 地元児童と共に

ゲレンデを一緒に滑る新居小と地元・木曽の児童たち

 江戸期に関所があった縁で木曽町と交流している静岡県湖西市の新居小学校5年生113人が18、19日の1泊2日で木曽町を訪れ、木曽福島スキー場(新開)でスキーを体験した。19日は、4年ぶりに町内の福島・日義・三岳・開田の4小学校5年生59人と一緒に滑り、交流を深めた。中学生になると町内の中学校に編入する王滝村の王滝小学校5年生1人も加わった。

 新居小の児童は経験や技量別に分かれて滑り、滑り慣れている木曽の児童たちと一緒にゲレンデを楽しそうに下った。初体験の白井姪花さん(10)は「最初は全然できなかったけど、インストラクターさんのおかげで滑れるようになった」とほほ笑み、経験者の河合将真君(10)は「木曽のみんなはやっぱりスキーがうまい。自分が上達するにはまだ時間がかかりそう」と話した。
 木曽町と王滝村の5年生は昨夏、社会見学を兼ねて湖西市を訪問した。福島小の原英史君(11)は「夏に出会った友達とは違う人と出会えた。今回の交流で新しい友達が増えたらいい」と話していた。
 木曽町には中山道福島関所、湖西市(旧新居町)には東海道新居関所があった。