政治・経済

松本市の広告収入が堅調 年1000万円近くに

市役所東庁舎に設置されている広告が表示されるデジタルサイネージ(右)

 松本市は、各種媒体を活用した広告掲載による収益向上に力を入れている。ユーチューブの市公式チャンネルは昨年11月末までに約18万円の収入を上げ、広報紙や市役所庁舎内にある情報表示用の「デジタルサイネージ」の広告も一定の収益がある。年間総額は1000万円近くになっており、市は今後もさまざまな媒体を活用した広告掲載を検討している。

 市のユーチューブチャンネル「松本のシンカ」は、昨年3月に広告による収益が得られるようになった。市秘書広報室は年10万円程度の収入を見込んでいたが、登録者が6000人近くになったのと再生回数が1万回近い動画もあり、予想を上回る収益を上げている。
 広告料収入(年間)はこのほか、月1回発行の「広報まつもと」が約150万円、ホームページの広告料が約250万円、水道料金の検針票裏の広告が96万円になる。市庁舎内のモニターやデジタルサイネージの広告掲載では、広告代理店との契約で約324万円の収入となっている。市野球場など3施設にネーミングライツ(命名権)を導入し、一定の収益を上げた。
 市庁舎入り口の足拭き用マットにも広告が入る。収入は年1万5000円ほどだが、広告掲載の代わりにマットの定期交換費用は事業者負担で、経費節減につながっている。
 少子高齢化で税収の減少が進んでおり、市契約管財課は「他自治体の広告掲載の事例を研究していきたい」と話し、さらなる収益増の取り組みを模索している。