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塩尻市広丘郷原の市道南熊井郷原線 渋滞緩和へ新設交差点での右折誘導

市建設課が設置した誘導看板

 塩尻市は、広丘郷原の市道南熊井郷原線に新設した「総合体育館北」信号交差点での右折を呼び掛ける看板を、西側約700メートル手前にある信号のない交差点に設置した。この交差点は市街地に向かうポイントのため、西から来た車の右折が多く、通勤時間帯は渋滞が発生している。ドライバーに新交差点の利用を促すことで、渋滞緩和を図るのが狙いだ。

 市道は片側1車線。信号のない交差点では、特に平日午前7時半~8時半の通勤時間帯に西に向かう直進車が多いため、対向車線に右折待ちの車が連なり、長さ1キロ近くにわたって渋滞が発生することもある。
 総合体育館北交差点は昨年12月末に工事がほぼ完了し、右折レーンと矢印式信号機がある。もともと大小の市道が交わる、信号のない変則5差路だったが、交差点改良工事に伴い、本年度、信号機が新設され、昨年6月に稼働した。
 市公式ホームページの「しおじり声のひろば」を通じて、市民から新交差点への誘導を提案する声が届き、昨年12月中旬に市建設課が誘導看板を2カ所に設置した。市街地に向かう場合、総合体育館北交差点で右折しても、距離は変わらないという。
 武居寿明課長は「より安全に通行、右折ができる交差点が完成した。ぜひそちらを利用してほしい」と話している。
 誘導看板は当面設置する。