地域の話題

長崎・松浦から中学生が木曽町訪問

自分たちが打ったそばを使った「とうじそば」を楽しむ中学生


 木曽町と親善友好提携を結んでいる長崎県松浦市の中学生7人が15日まで3泊4日の日程で町内に滞在し、木曽ならではの体験をしている。地元・木曽町の中学生5人と一緒に、木曽馬との触れ合いやスキーなどを楽しんでいる。

 滞在2日目となる13日は「ふるさと体験 木曽おもちゃ美術館」(木曽町新開)で、そば打ち体験をした。班ごとに協力し、生地が破れないよう慎重に延ばした後、包丁で麺を切っていった。
 松浦市の中学1年・下村玲鳳さん(13)は「講師の先生や木曽町の友達に教わりながらやれたのが楽しかった」と話した。中学1年・青木悠一さん(12)は、木曽の冬の郷土食・すんきを乗せた「すんきとうじそば」に舌鼓を打ち「麺が太くなってしまったが、しっかりコシがあっておいしい」と?張っていた。
 合併前の旧木曽福島町と松浦市に加わった長崎県旧福島町の町名に、いずれも「福島」が入っていることが縁で、平成初期から中学生が相互訪問している。昨夏、木曽町の中学生が松浦市を訪ねる予定だったが、台風の影響で中止となった。木曽町中学校1年・松村奏吾さん(13)は「一日一緒に過ごして、(松浦の中学生は)みんな親しみやすい人ばかり。新しい友達になれてよかった」と満足していた。