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「中原監督の魂」受け継ぐ少年野球チーム発足へ 松商時代の教え子中心に筑北で

「信州筑北ボーイズ」の発足に向け中原さん(左から2人目)らと共に記念写真に写る(右から)田中さん、緑川さん

 筑北村で今春、日本少年野球連盟県支部所属の中学生硬式野球チーム「信州筑北ボーイズ」が始動する。日本ウェルネス長野高校(西条)を最後に、通算40年にわたる野球監督の職務を終えた中原英孝さん(78)=松本市=の松商学園高校時代の教え子らが、地域に愛された中原さんの精神や文化を引き継ごうと計画。3月にも正式に発足する。

 中原さんと地域ぐるみで深い縁を結び、松本平と善光寺平の中間に位置する筑北を拠点にしようと考えた。
 いずれも松商高OBで、監督に就任した緑川竜二さん(43)=長野市=と、アドバイザーに就いた元プロ野球選手・田中健太郎さん(44)=新潟市、村議会議員・宮下敏彦さん(65)の3人が9日、中原さんとともに村役場を訪ね、太田守彦村長と会った。
 緑川さんは昨年12月中旬から村内で3回開いた練習体験会に延べ100人が参加し、現時点で約20人の入団希望があると報告。「中原先生が付けた"火"を引き継いで、地域に貢献し応援されるチームを目指したい」と意気込みを語った。
 練習拠点として、JR冠着駅にほど近い坂井グラウンド(坂井)と村内の体育館を検討しており、主に土曜日と日曜日に活動する。日本ウェルネス長野高との練習交流も想定する。