政治・経済

東筑からも能登支援 地震被災地思い募金

能登半島地震の義援金を寄せる村民(朝日村社会福祉協議会)

 能登半島地震の被災者や被災地を支援しようと、東筑摩郡内5村でも義援金を集める動きが広がっている。5日までに朝日村、山形村、生坂村で受け付けがスタートし、筑北村は9日に受け付けを始める。初日から募金をする人が見られ、懸命な人命救助や寒さの中での避難生活が続く被災地へ思いを寄せる声が聞かれた。

 朝日村社会福祉協議会は4日、事務所が入る「えべやかたくりの里」に募金箱を設置。日本赤十字社といった機関を通じ被災地へ送る予定だ。清水章博事務局長は「今できる支援の輪を広げたい。災害は決して人ごとではないとあらためて胸に刻んでいる」と話した。
 山形村では5日、村内で開かれた村役職員新年会で日本赤十字社県支部山形村分区と村共同募金委員会が義援金への協力を募った。募金した百瀬純雄村公民館長は甚大な被害に心を痛め「早く平穏な日々が戻るといい」と願った。学生時代の友人数人が能登半島出身という下竹田区の土田淳一区長代理は「犠牲者が増え続け、安否不明の方も多く気がかり」と話した。式典後の祝賀会では乾杯を見送り、平沢典義村商工会長が「一日も早い復興を願いましょう」と呼び掛けた。9日以降は村社協事務所が入る「いちいの里」と村役場に募金箱を置く。
 生坂村では5日、村役場、やまなみ荘、道の駅いくさかの郷、村社協など6カ所に募金箱が設けられた。筑北村は村役場と坂北支所、坂井支所で9日から義援金を受け入れる。麻績村も村社協と連携し受け付けを検討中だ。

連載・特集

もっと見る