政治・経済

塩尻市の小坂田公園サッカー場 備品購入に市でCF 390万円調達

目標達成して終了した小坂田公園サッカー場の環境向上のためのGCF企画

 塩尻市は、昨年春に新設した小坂田公園サッカー場のプレー環境向上を目的に、インターネットで備品購入資金を募った「ガバメントクラウドファンディング(GCF)」の結果をまとめた。目標に設定した100万円の4倍近い393万4500円が集まった。

 GCFは昨年9月8日~11月30日の84日間行った。ふるさと納税サイト・ふるさとチョイス上で募った。
 県内外の79人が寄付金を寄せた。地域は北海道~九州と幅広く、関東圏が5割強を占めた。1人の寄付金額は5000円~80万2000円で、1万円以上2万円未満が6割超と最も多い。返礼品が出ない塩尻市民の善意も1件あった。
 返礼品はワイン、リンゴ、シャインマスカットが人気で、このGCFのために用意したサッカー・松本山雅のユニホームやTシャツも3件の希望があった。
 寄付金はサッカーゴールの購入費(約60万円)に充てるほか、公園の指定管理者のTOYBOX・松本山雅と相談し、フットサルゴールやスコアボードを本年度中に購入する計画だ。
 市都市計画課の米山進課長は「目的を絞った点で共感いただけたのでは」と推測し、「市民のための総合公園だが道の駅の機能もあり、県外者にも知ってもらう機会になった。整備に有効に使わせていただく」と感謝した。
 市は令和2年度と3年度に、市総合体育館ユメックスアリーナや自動運転MaaS関連事業など3件のGCF(目標金額150万円~300万円)を実施したが、目標を達成したのは今回が初めて。

連載・特集

もっと見る