地域の話題

輝く竜が笑顔照らす 浅間温泉にえとのイルミネーション

竜が舞い降りてきた姿を表現したイルミネーション。白く光り、幻想的だ

 松本市浅間温泉3の菓子製造・販売のグリムの入り口に、今年のえとの竜のイルミネーションが飾られている。力強い目や鋭い牙を持つ白い竜が舞い降りてくる姿を幻想的に表現していて、近所でも話題だ。

 グリム代表の竹内久二さん(74)の友人の塚本文二さん(76)=横田3=が手作りした。竹内さんの東京の友人から電飾が大量に送られてきていたが、菓子製造で忙しい暮れに飾ることが難しかったため、物を作るのが好きな塚本さんが制作を名乗り出た。
 竜は全長4メートルほどで、迫力ある顔は黄色いプラスチックで作った。胴体は針金のネットで形取り、水泡緩衝材(プチプチ)を巻いて、うろこに見せるなど、細部までこだわった。構想、制作に1カ月かけたという。
 塚本さんは「ワニに見えちゃいけないと気を使った。思った以上に明るく光っていてよかった」と笑う。竹内さんも「人通りも少なく暗い通りが華やかになった。みんなに楽しんでもらいたい」と笑顔だ。1月中旬まで、午後5時~9時半ころに点灯する。